こんにちは、GMOリサーチ技術広報のちはっぴーです!
技術広報として働き始めて2年目となりますが、まだまだエンジニアの実態を熟知しているとは言えないなあ、と日々頭を悩ませていたところ。
あれ、私・・・せっかくマーケティングリサーチを行なっている会社にいるんだから、サクッとアンケート調査を実施してみたらいいのでは・・?と唐突に思いついたので、職権濫用(?)してエンジニアの皆さんに気になることを聞いてみました。
第一回目は、仕事で使用している言語や今後勉強してみたい言語など、かなりベーシックなアンケート調査を行っています☆彡
また、気になるデータはなんと弊社のTableauマスター野町さんにご協力いただき、「Tableau Public」に公開中!20代に1番人気な言語や、40代が1番学びたい言語・・・など、カスタムしながらご自由にデータを閲覧可能です。
(※本当に本当に申し訳ないのですが、恥ずかしながらアンケートの選択肢に「PHP」を入れ忘れてしまいました・・・。うちの会社PHPめちゃくちゃ使ってるのに・・・。
本記事の結果には「その他」をお選びいただいた中で、PHPを使用していると自由記述いただいた回答を集計して、反映させています。Tableau Public内のデータだと「その他」にPHPが含まれていることになります。ごめんなさい!!)
はい、全体サマリーについてはこの記事を読むのが1番早いと思いますので是非!
というわけで、ヒアウィゴー!!!
GMOリサーチの使用言語、フレームワークは?
まずは、弊社GMOリサーチの開発環境についてご紹介させてください!(一応)
開発言語 | PHP / Java / Kotlin / Python / React |
コード管理 | Github |
OS | Linux,Windows Server |
環境 | AWS等のパブリッククラウド,オンプレミス |
2020年半ばまではほとんどJavaとPHPを用いて開発していましたが、最近では、新規システム構築を行うプロジェクトはKotlinやPythonを用いた開発に切り替わってきています。
(特にKotlinについては社内勉強会も盛んで、社内にも書ける人が少しずつ増えていってますよー!!)
▼Kotlin選定の理由はこちらのテックブログに
▼Kotlinを用いた開発プロジェクトに関するインタビュー記事
https://www.wantedly.com/companies/gmo-research/post_articles/330959
果たして、他の企業ではどんな言語が広く使われているのでしょうか・・・!
早速調査結果を見ていきます。
調査概要
「プログラミング言語に関する調査」
調査期間:2021年4月30日〜5月2日
調査方法:Market Observerを用いた調査
調査対象:ITエンジニア
有効回答数:552名
業務で一番使っている言語:1位が「Java」で18%、2位はまさかのCOBOL!?
業務で一番使われている言語に関するアンケートではJavaが18%で1位となりました。Javaは様々なシステムに広く用いられ、金融系のシステム開発など大規模なプロジェクトにも用いられる言語のため、利用人口が多いからだと考えられます。
<この結果を目にしたGMOリサーチCTO安藤のコメント>
マジか!?!?というくらい衝撃的な結果でした(笑)
COBOLが2位だなんて・・・、回答品質も疑いましたが、45歳以降の回答者の方々にCOBOLが支えられている様子が伺える(44歳以下は一気にCOBOL使用者いなくなる)のでリアルな結果なのかもしれません。本調査の回答者は40代以降の方が半数以上を占めているので、その影響もありますね。
それに25-29歳のJava使用率が高いのも気になりました。
他の年代のJava使用率はは高くても20%弱なのですが、25-29歳ではなんと約38%が業務で1番使う言語をJavaだと回答していました。
アンドロイドアプリ開発者なのかなあ、と勝手に想像しています。
▼こちらで自由にデータ閲覧可能です(Tableauの回し者みたいですが、違います)
二番目に使っている言語:15%が「JavaScript」を二番目に使っていると回答
二番目に使っている言語に関するアンケートでは、JavaScriptが1位となりました。業務で一番使っている言語の上位ほとんどをサーバーサイド系の言語が占めていながら、1位にJavaScript、6位にHTML/CSSがランクインしていることから、担当業務に関わらずフロントエンド周りを触れるエンジニアが多いことが分かります。
学びたい言語:25%でPythonが1位、45歳を境に学習意欲が低下?
触ってみたい(勉強してみたい)言語に関するアンケートでは、Pythonが2位のJavaに約3倍の差をつけて1位となりました。また、Rubyの他、比較的新しい言語であるGO、Kotlinが「業務で一番使っている言語」ではランク外だったものの、触ってみたい言語では10位以内にランクインしました。
特にGOは、シンプルで書きやすい文法ながら高速処理が得意で、国内でも使用している企業やエンジニアが増えている言語です。
<この結果を目にしたGMOリサーチCTO安藤のコメント>
「特になし」を選んだ人を見てみると、45歳を境に新しい技術チャレンジ意欲が下がる傾向があるみたいです。(マネジメント業務が増えているから?)
ただ、60歳以上の方は「特になし」を選ぶ率が45歳以下と同じ水準まで下がっていて、まだまだ自分もチャレンジしなきゃ!!という気持ちになりました。。
最後に
以上、ITエンジニアを対象にしたプログラミング言語に関する調査の結果でした。
エンジニアから見たら「!?」と思うような驚きの調査結果もあったのではないでしょうか。
今後もエンジニアに関する調査を続けていきますので、お楽しみいただけたら幸いです。
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました〜!!