はじめまして。
東京都出身。エンジニア歴15年目になります。
仕事はシステム部の部長をしております。
具体的には、システム部のメンバーが開発しやすいように業務を支援したり、開発の意思決定をしたり、多部署と様々な調整を行ったり・・・が主な仕事内容です。
また、社内の各方面からの相談に乗ったりすることも多々あります。
特筆すべき趣味はないのですが(飲みにいくのは好き)、強いていうならばスマホアプリでパズルゲームをしたり、スプラトゥーンをやったりするのが好きです!
さて、今日は「インフラエンジニア」についてお話ししようと思います。
先にお断りしておくと、IT業界に従事されている方向けの内容ではございません。
いわゆる「インフラエンジニアとは」で検索したときに出てくるような内容です。
そして私はインフラエンジニアではないので、主観になります。
ここまでご了承いただいた上で、是非読んでいただきたいです!
インフラエンジニアについて説明してみようと思った背景
きっかけは、通院先(私は腰痛持ち)のA先生に、「B先生が退職してインフラエンジニアになりましたよ。」と教えてもらったことです。
インフラエンジニアという職種、仕事内容を知らないA先生が施術中に私に質問してきました。
「インフラエンジニアになったB先生に対して、私が困った時何をお願いしたら解決してくれますか?」
それに対する私の回答は「家のインターネットが繋がらなくなったとき、助けを求めてみては?」でした。なんとも拙い回答・・・。
ということで、いつもお世話になっているA先生が「インフラエンジニア」を少しでも理解してもらえたらと思い今回記事にすることにしました。
インフラエンジニアとは?(いきなり結論)
※先に断っておきますが、あくまでも私の主観です。
「インフラエンジニア」さんは、縁の下の力持ちさんです。
普段皆さんが生活するなか、当たり前になっているけどすごく大事でとてもお世話になっている、水道や電力、これらもある意味インフラエンジニア(生活インフラ)に支えられていると思っています。
これを書いている時、ふと思い出したのが、当グループの”スピリットベンチャー宣言”中でヴィジョンとして宣言されている下記文面です。
“『デジタル情報革命が進行する中で、インターネットのインフラ・サービスインフラ、すなわちインターネットの”場”の提供に経営資源を集中し、多くのファンの「笑顔」「感動」と、その結果としての大きな利益を生む。』”
https://www.gmo.jp/brand/sv/
まさにこれですね。
IT業界の「インフラエンジニア」さんは「インターネットの”場”」、基盤を提供、支えてくれていると思っています。
主な「インフラエンジニア」の種類
「インフラエンジニア」と言っても多種多様にあるので、そのうちのいくつかについて説明します。
<サーバーエンジニア>
サーバーと呼ばれる、情報を格納しておくマシンを専門にしている方。
どんなサーバーを何台配置するかなどの設計段階から、サーバーの配置や配線などの物理作業、そしてサーバーの障害対応やセキュリティ対策のためのアップデートなどの運用・保守作業を担います。
<ネットワークエンジニア>
インターネットの通信環境を専門にしている方。
上記サーバーエンジニアのネットワーク版のようなものです。
セキュリティやアクセス権限などの要素に配慮して、どんなネットワークを構築するか設計するところから、実際にLANケーブルを触って接続を完成させる作業、ネットワークの障害対応などの運用・保守作業を担います。
<データベースベースエンジニア>
様々な情報を記録しておくデータベースの管理を専門にしている方。
データベースの設計から運用保守までを担います。
データベース構築には専用の製品があり(様々な会社から販売されていますが、主に”Oracle”や”Microsoft”が出しているものを使うことが多いです)、それを用いてデータベースの構築を行ったり、データの流出を防ぐための対策を行ったり、データのバックアップ作業を行ったりします。
<セキュリティエンジニア>
外部からの攻撃を守る、弱点をつくらないことを専門にしている方。
サーバーやネットワーク、データベースなど全ての観点から、セキュリティに配慮したシステムを構築します。実装したシステムの脆弱性診断を行ったり、サイバー攻撃などへの対策を行ったりします。
他にもありますが、こちらの専門をしている方を「インフラエンジニア」と呼ぶこともあるでしょうし、こちらをまとめて「インフラエンジニア」と呼ぶこともあります。
「インフラエンジニア」の仕事
上であげたように専門にしている方もいると思いますが、共通しているのは「設計」「構築」「運用」というものです。
例えば、「ホームページを作成する」という仕事があったとき、インフラエンジニアはそのホームページを利用する人の目に見える部分を作るのではなく、目に見えない部分を考えます。
※何度も言いますが、主観です。
使っている人がストレスなく、安全、安定に稼働させるために下記のような工程を踏んで、目に見えない部分、基盤を支えてくれています。
設計:
何人ぐらいアクセスがあるか、データが蓄積されていくための容量は大丈夫か、等の情報を得て、サーバーのスペック、性能を考えます。
当然、高性能なサーバーにすれば十分なパフォーマンスが提供できますが、その分コストがかかります。
そのコストに見合ったサービスになるのかどうか、企画した人と一緒に話を詰めていくことになると思います。
構築:
設計したものを手配し、実際に作ります。
運用:
構築が完了し、作ったサービスが世に出回ったとしても、インフラエンジニアの仕事は終わりではありません。
24時間365日サービス稼働しているであれば、何かあったときには対応しなくてはなりません。
そのため異常を検知する仕組みも設計、構築しているかと思います。
「インフラエンジニア」の最近の動向
最近では「クラウドサービス」とよばれるサービスが多く存在しています。
”クラウドサービスとは?”
「クラウド(クラウドサービス、クラウドコンピューティング)」とは、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、さまざまな IT リソースをオンデマンドで利用することができるサービスの総称です。クラウドサービスでは、必要なときに必要な量のリソースへ簡単にアクセスすることができ、ご利用料金は 実際に使った分のお支払いのみといった従量課金が一般的です。
https://aws.amazon.com/jp/cloud/
前述の「インフラエンジニア」の仕事では、「設計したものを手配し」と書きましたが、これは物理的にマシン、ケーブル、その他関わる部品を手配しています。
これが「クラウドサービス」では不要なのです。
クラウドサービスは用意されている画面から、少し知識のある人がポチッ、ポチッ、ポチッ・・・とやると、サーバーが出来上がってしまうのです。
当然ケーブルを引いたりする作業もありません。
クラウドサービスの有名どころとしては、Amazonの「AWS」やMicrosoftの「Azure」、そしてGoogleの「GCP」などが挙げられますし、当グループにはGMOクラウド社のクラウドサービスもあります。[https://www.gmocloud.com/]
だからといって、これまでご紹介してきたような「インフラエンジニア」が不要かと言われるとそんなことはないです。
「インフラエンジニア」の方は専門知識を持っているので、様々な視点で構築したものをチェック、アドバイスくれます。
困ったときにも相談に乗ってくれるでしょう。
また、クラウドサービスの台頭に伴って、クラウドサービスのネットワーク構築や管理、保守・運用などを行うクラウドエンジニアという職種も新たに需要が高まってきています。
最後に「未経験者もインフラエンジニアになれますか?」
なれます!
資格持ってないし、専門知識ないし、パソコン詳しくないから・・と思うかもしれませんが、インフラエンジニアに限らずどの職種も最初は未経験、趣味で始めた人も最初は未経験です。
本人のやる気と、キャリアプランがあれば出来ると思います!
独学で勉強しても良し、未経験可という企業に飛び込んでも良し(未経験可は研修プログラムを用意してくれていると思います。)
初めて自分が携わった仕事が世に出回ったときはきっと感動するでしょう。
あくまでも主観ですので、この記事を呼んでくれたインフラエンジニアの方、様々なご意見あるかもしれませんが、あしからず。
それでは、ありがとうございました!