GMOリサーチ&AI × アリゾナ州立大学 ハッカソン開催レポート

GMOリサーチ&AI × アリゾナ州立大学 ハッカソン開催レポート

みなさんこんにちは!GMOリサーチ&AIの中村です。

今年の3月、開発部門では「システム研修」としてハッカソンを行いましたが、今回はその第2弾を開催いたしました。

しかし、今回のハッカソンはなんと、アリゾナ州立大学の学生をゲストとしてオフィスにお招きし開催!

今回の記事ではその時の様子についてお届けいたします!

ハッカソンについて

今回のハッカソン内容は、前回と同様にOpenAI APIを使用し、AIを使ったアプリの作成をゴールとしました。

アリゾナ州立大学からは18名、弊社からは11名のエンジニアが参加し、5チームに分かれて各チームでハッカソンを行いました。

今回、下記スケジュールで行われました。

【11:00~11:15】Icebreak/Hackathon/Explanation
【11:15~11:45】Self-introduction/Hackathon Idea Discussion 
【11:45~12:00】Implementation
【12:00~13:00】Lunch
【13:00~17:00】Implementation
【17:00~18:00】Presentation

ハッカソンの様子

前述の通り、開発は約4時間半を通して行われ、短い時間の中でそれぞれがアイディアを出していました。第三者目線としては、学生たちの積極的な発言や、学生に寄り添って話をしている弊社の仲間の様子が非常に印象的でした!

ハッカソンの途中に状況を聞いて回っていたところ、

「学生が頑張ってくれているので全て順調」
「むずかしいけど、多分なんとかなる」
「時間が過ぎるのが早過ぎる」
「〇〇〇さんが大活躍している」

などなど、様々な声が聞こえてきました。

ハッカソン成果物

気になる各チームの開発内容はこちら!

①TeamGlobal
 →「Akinator」:フィクションや実在のキャラクターを一連の質問で当てる、AIを使ったゲームアプリ

②Team Media
 →「S.C.A.I.」:入力された情報に基づいて(授業ノートなど)、重要なトピックを分析して学習カードを生成する学生向けツール

③Team Online
 →「Japan Food Navigator 」:訪日外国人がレストランで注文しやすくするアプリ。料理のカスタマイズを案内し、日本の店員が理解できる出力を提供するもの

④Team Artificial
 →「Speech to Image generator」:発言したイメージ通りの画像を作成するアプリ

⑤Team Intelligence 
 →「TravelGO」:ユーザーが希望する目的地への旅行計画を支援するアプリ

前回弊社で行ったときの成果物とは違い、勉強や旅行の際に役立つもの、ゲームアプリなど開発内容に偏りがなく非常にバラエティに富んだものとなりました。

ハッカソン優勝チームは?

今回の優勝チームは、、、、、

②Team Mediaとなりました!

優勝の記念として、弊社から少しプレゼントを、、、ということで弊社ノベルティのモバイルバッテリー、ペン、インドのお土産をお渡ししました!(弊社の第二開発拠点がインドにあるため)

優勝商品が豪華でなくてごめんなさい…という気持ちでいっぱいだったのですが、喜んで受け取ってくれた彼らの姿が天使に見えました笑

Team Mediaの開発アプリ名は、「StudyCardAI」の省略版「S.C.A.I.」!

StudyCardAIは学生向けに学習資料を整理・作成するためのツールで、与えられたノートをもとに重要なトピックを丁寧に分析し、復習用の学習カードを作成する、というものでした!

具体的な開発内容

ここからは、優勝した「Team Media」の開発内容をみていきましょう!

まずはじめに、なぜこのアプリの開発を選んだのか?

問題点
・世界中の多くの学生は、大きなテストの前にフラッシュカードを作って勉強する時間がない

解決法
・電子ノートを貼り付けるだけで、手書きのフラッシュカードを作成する代わりに即座に学習や復習ができるようにする

機能ステップ
・ユーザーがプロンプトを入力し、APIが解析
・AIが質問を生成
・ユーザーの準備ができたら、「カードをめくる」ようプログラムに指示
・質問の表示

SCAIのプロセスは上の添付のように、
ユーザーがノートを作成→ユーザーがノートをAPIにアップロード→OpenAI APIでデータを処理→データがフラッシュカードに整理される、となります。
具体的には、下記添付のような実際の授業ノートを入力するとカードができる、というものです。

完成したアプリのUIイメージはシンプルなものとなりました!

発表では、実際の授業ノートを使用しデモンストレーションを行っていただきました!

学生らしい実用的なアプリで評価の高い結果となりました!

開発チームのみなさん、お疲れ様でした!!!!!

感想

参加者からはこんなコメントをもらいました!

・自由に自分たちのアイデアを考えられるような雰囲気がとてもよかった。
・個人的にあまりAIに興味がなかったものの、今回のハッカソンはとても面白かった。
・会社で働かれている方と一緒にワークショップをすることができ、学びと成長を得られた経験となった。
・学生によっては知識量も違っていたので、英語で説明するのはちょっと大変だった。
・みんなお題に対して積極的に取り組んでくれてよかったし、発表の時に色々新鮮な学生ならではのアイディアが見れて面白かった。
・学生たちの柔軟なアイディアや、chatGPTを当たり前のように使いこなす姿に驚き、刺激を受けた。
・英語を勉強中なので参加することに不安がありましたが、いろいろ工夫すればなんとかコミュニケーションもとれるし、(やっぱり気持ちが大事!)1つのプロダクトを完成させることができるんだと、やりきれたことが自信になりました。

おまけ(当日の様子を写真でお届け)

各チーム発表の様子:)

最後はグループフォトで締めくくりたいと思います!
ポーズはGMOといえばお馴染みのNo.1ポーズ!

優勝したTeam Mediaのみなさん↓

GMOリサーチ&AIとASU学生のワークショップの様子はいかがでしたか?

次回開催レポートもお楽しみに!

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