前回の記事で、JSTQBのシラバスの1章の構成範囲①〜③について紹介いたしました。
今回は前回の続き④〜⑥について紹介します。
①. テストの必要性
②.テストとは何か?
③.テストの7原則
④.基本的なテストプロセス ←今回はここから
⑤.テストの心理学
⑥.行動規範
JSTQB_FL試験の第1章「テストの基礎」を解説-Part2
④基本的なテストプロセス
・基本的なテストプロセスは以下の活動で構成される。(基本は上から順番に)
1.「テストの計画作業とコントロール」
2.「テストの分析と設計」
3.「テストの実装と実行」
4.「終了基準の評価とレポート」
5.「終了作業」
★「1.テスト計画作業とコントロール」の解説
テスト計画作業は、「テストの目的を定義し目的に合致するようにテストの仕様を決める」ことである。 テストコントロールとは、「進捗と計画を比較し、計画からの剥離の状況などをレポートする活動」である。
★「2.テストの分析と設計」の解説
どのような作業を実施するのか?→以下の「a」~「d」のような活動ですね。
a:「テストベース(要件、リスクレベル、アーキテクチャ(試験手順)、インターフェース仕様)」をレビュー。
※テストベースとは何か?→テストの基となる資料を指す。
b:「テストケースを設計し、テストに優先度をつける」
※テストケースとは何か?→特定の目的やテスト条件のために開発される入力値、実行前の状態、予想結果、実行後の状態のセットを指す。
c:「テストベット(テスト環境)を設計し、必要となるツールを識別する(把握する)」
d:「テストベースとテストケースの間で双方向のトレーサビリティ(追跡手段)を作成する。」(期待値の基となる資料、条件などの根拠と結び付け的なイメージね)
★「3.テストの実装と実行」の解説
どのような作業を実施するか?→テストベット(テスト環境)のセットアップ、テストの実行。具体例↓
「テスト環境を正しくセットアップしたことを確認する」
「計画した順番に従い、テスト手順の入力もしくはテストツールで実行するなど」 「実行結果と期待する結果を比較する。一致しない場合はインシデントとして報告」
「テスト結果を記録して、テスト対象のSWバージョンを記録」
・欠陥を修正したことを確認することを「確認テスト」と呼ぶ。
※「修正確認テスト」ですね。同義です。
・修正していない箇所に欠陥が入り込んでないかを確認するデグレード確認を「回帰テスト」と呼ぶ。
※「デグレ確認」ですね。同義です。
★「4.終了基準の評価とレポート」の解説
どのような作業を実施するか?→テストの実行が十分であるかをチェック。
このチェックは各テストレベルで実施する必要がある。具体例↓
「テスト結果をテスト計画で定義した終了基準と比較」→分かりやすく言うと検知不具合のpriorityが「middle」以上は解決済みであることなど!
「追加のテストが必要か?もしくは定義した終了基準を変更すべきか判断する」
「ステークホルダにテストサマリレポート(進捗報告、品質報告、不具合件数とかまとめたサマリ文的なの)を書く」
★「5.終了作業」の解説
終了作業はプロジェクトの状況が次のような時に実施する。(問題でよく出ます注意!)
・システムがリリースされたとき
・テストプロジェクトが完了したとき(打ち切り含む)
・マイルストーンに到達
・保守版リリース
具体的に何をするか?
「計画にある成果物がリリースされたかチェック」
「インシデントレポートを終了させるか、未対策の問題は申し送る」
「テストウェアを保守部門に引き渡す」
「次回のリリースやプロジェクトの教訓として振り返りを実施する」
⑤テストの心理学
★テストの独立性とは?
プログラムコードやドキュメントを作成した開発者とは異なる独立したテストチームがテストを実施することで、開発部門から独立した視点でテストといった付加価値が期待できる。
「「独立性」を確保したテストは、「あらゆるテストレベルで利用できる。」」(問題によく出ます) 独立性の度合い(上から順に低い、「距離的なイメージ」を持つとわかりやすい。(問題によく出ます)
「ソフトウェアを作成した本人がテスト設計する」
「開発者とは別の人(同じ開発チーム)がテスト設計する」
「開発者とは別のチーム(独立したテストチーム)、またはテストの専門がテスト設計する」
「開発者とは別の会社の人がテスト設計をする(第三者検証サービス、外注」
★システムの故障を見つけるには?(問題によく出ます)
「好奇心」「プロとしての悲観的な考え」「批判的な視点」「細部まで見逃さない注意力」「良好なコミュニケーション」「エラーを嗅ぎ出す経験」が必要である。
※よくある出題問題で「プロとしての悲観的な考えは捨てる必要がある」と間違った選択肢へ誘導させるような問題が出ます。嘘です。捨ててはいけないのです。ガセ煽り誘導演出なので、気を付けてください。左打ちに戻しましょう。
★テスト担当者とその他の人のコミュニケーションを改善させるには?(思いやりの意識)
プロダクトに対する指摘は「中立」の立場でやる。(主観的ではない)
→例えば、客観的かつ事実に基づいてインシデントレポートを書く事が大事です。
他人の言ったことを理解するように努めましょう。むやみやたらにバトルボーナスに突入しない様にしましょう。
⑥行動規範
以下の言葉があるが、要は誠実に行動しましょう。っていう喚起的なモノなので、何となくで名称のみを一読でOK。
「公人」「顧客と雇用主」「プロダクト」「判断」「マネジメント」「専門職としての地位」「同僚」「自身」
この「⑥行動規範」に関する問題まだ見つかってないんだろ?…嫌な事件だったね。とフリーのカメラマンも発言するくらい出題率は低いと思います。2%くらいかな。 以上でJSTQB_FL「第1章-テストの基礎」の解説を終わります。お疲れさまでした。
第1章テストの基礎の範囲から模擬問題編
■第1章「テストの基礎」の範囲から模擬問題を出しておきます。
答えは後述の「おまけ」に書いておきます。
効果的な試験対策まとめ
①模擬テストアプリで繰り返し問題を解いて、慣れるのが大事です。キャプチャの模擬テストアプリはアプリサイトで「JSTQB」と検索すればヒットします。
↓
②エラー、欠陥、故障など言葉の違いを理解することが大事です。
よくある問題では、以下「」内の用語の中身の組み合わせが正しい位置にあるのはどれか?を問う問題があります。
<例題>↓以下のa~cの位置が正しいものを選択肢から1つ選ぶような問題
・人間が「a」を犯す。
・それが、コードやドキュメントの「b」となる。
・欠陥が実行されることで「c」が起きる
1.「a:故障」「b:欠陥」「C:エラー」
2.「a:欠陥」「b:故障」「C:エラー」
3.「a:エラー」「b:故障」「C:欠陥」
4.「a:エラー」「b:欠陥」「C:故障」 ←これが正しい組み合わせ
<解説>
「a:エラー」とは? 誤りや間違いの意味です。
「b:欠陥」混入する理由は? → 人間がや誤りや間違いをするからです。(納期プレッシャー、スキル不足など)
「c:故障」が起きる理由は? → 欠陥が混入しているからです。
→人が「a:エラー(間違い)」をしたから「b:欠陥(バグ)」が混入してその結果、「c:故障(処理不正)」が起きるだお!
③己のヒキで1/4の正解フラグを引き続ける。
最後に
今回はJSTQB_FL「第1章テストの基礎」について解説しました。お疲れさまでした。2章以降の解説記事を作るか?は評判次第で判断したいと思います。
全章の記事を纏めようと思いましたが「本間」のHPは既にゼロです。ロンダル●アの洞窟を超えた先に脳筋1人だけで、「ロンダ●キアのほこら」まで北上するくらい、満身創痍です。あ。ブリザードが出てきた…。
実は、今回の記事ではなにを書こうかなって思ってたんですが、1つ案として、以下の様な記事も考えていました。(それはまた次の機会に)
昨今、パチンコ/スロットでは非常に当たらないような煽り演出が増えております。
そこでQAから「非機能」「ユーザビリティ」「ストレス」テストの観点から、要件定義に参画して色々打ち手ユーザ意見を取り入れていく仕組みを体系化させたい。壮大な記事にしようと思っていました。
例えば演出面で言えばパチンコの「右打ち」いわゆる確変状態が終わる際に「左打ちに戻してください」って音声がほぼ必ず流れます。
ここに復活演出として「左打ちに戻してください」と言いそうなタイミングで「左打ちに戻さないでください」的な違和感演出を盛り込むことで、みんなが苦手な「←左打ちに戻してください」の表示が出ても、 まだ期待を残せる余地があることを盛り込むなど。改善点は多々あります。って話をし始めたら終わらなくなるので、今回はココで区切ります。ありがとうございました。
おまけ【模擬問題の正解】
問1. 2)テストは欠陥があることしか示せない
問2. 2)殺虫剤のパラドックス(Pesticide paradox)
問3. 1)要求される機能の故障を引き起こすコンポ―ネットやシステムの欠陥
問4. 4)特定の目的やテスト条件のために開発される、入力値、実行前の状態、予想結果、実行後の状態のセット
※模擬問題に出てくる「他の選択肢」の意味も理解すると、より理解は深まります!ソフトウェアテストのJSTQB_FLを取りたくなったら、是非受験チャレンジしてみてください。
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■こんな演出
/⌒ヽ
/( ´ω`) 「逆に考えるんだ、あげじゃってもいいさと。(諭吉)×10人」
| | | | | ってなってようやく、朝一1500回転回して、やっと初当たり引いたのに
( | |ノ| | 50%の確変取れなかっただお。
ノ>U U
……….レレ P音声「左打ちに戻、、」
/⌒ヽ P音声「左打ちに戻、、さないでください!」
/( ゚∀゚ )!!?
| | | | | プシューーーーーン.…
( | |ノ| |
ノ>U U
……….レレ
ドドドドチュン! プシュン……ガトゥランディスバーベルジーグレットエーデルナーール…エミュストーロンゼンフィーネエルバラーズィー…
ポポポポポポポポポポポ!!ピロピロピロピロピロピロ!ピロロロロロロロロロロロロ!
ブゥーーーウ↑ブゥーーーウ↑ブゥーーーウ↑「これが私たちのぉ!」ブゥーーーウ↑ブゥーーーウ↑「絶唱だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ドドドドン!テレレレー↑レー↓レー↑レー↓テテテー♪
「6人じゃない…私が束ねるこの歌は…70億の絶唱ーーーッ!」
何億の愛を重ね~♪我らは時を重ねて~♪
「響き合うみんなの歌声がくれた…シンフォギアでぇぇぇぇぇぇ!!」
奇跡はやがて歴史へと~♪誇り煌めくだろうぉぅぉぅぉぅぉぅ~♪(引ぃぃぃぃぃぃけぇぇぇぇぇぇぇ!!!
ドヒュゥゥゥゥンシンフォギアァァァァ!!!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュイン!キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュイン!
ポォロポポポポペペペペピピピピピーペペペペペペペペー♪
/⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃ <いくぜ!GX
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( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
そのあと、駆け抜けて即落ちした。(デフォ
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