こんにちは。システム部の福原です。
先日、技術同人誌を出展するため技術書典18という同人誌即売会イベントに参加してきました。
技術書典とは
「技術書典(ぎじゅつしょてん)」は、「新しい技術に出会えるお祭り」として、技術に関わる人々が自身のノウハウを詰め込んだ技術書を出展し、来場者がこの場にしかないユニークな技術書を探し求めるイベントとして開催されています。その根底には、「いろんな技術の普及を手伝いたい」という強い目的が存在します。2016年の初回開催以来、技術書典は日本の技術コミュニティにおいて独自の地位を確立し、その規模と影響力を拡大してきました。(Geminiによる代筆)
この記事では、書籍執筆から当日の会場での頒布までの内容を独白体でレポートしたいと思います。
お楽しみください!
はじまり
2025年4月某日。
「スッコココ」(slackが鳴る音)
🙋♂️編集長・石丸さん(*):
「技術書典18にトップスポンサーでブース出展します。執筆希望の方は連絡お願いいたします。」
すわ。
もうそんな時期か。しばらく別のことやっててすっかり忘れてた。
前回参加した 技術書同人誌博覧会11の時は個人的に超早めにかかっていたけど、今回はそうでもないぞ。
けど大丈夫。
ネタは既に決めてあるし、下調べも割と進んでいる。
去年のテックカンファレンスでやったネタの続きをやれば良いんだ。
大西配列(魔改造版)をWindowsに乗せた話をやろう。
内容を整理して文書化すればいいんだ。楽ちんだぞ。
(注:石丸さんはGMO NIKKO株式会社所属です。 今回の取り組みはGMOリサーチ&AIだけに留まらない、GMOインターネットグループ全体を横断する活動です。詳細はこちら。)
執筆
さて構成をどうしようか。
まずは、「キー配列はこうしました。Macから変えたところはこうです。」だな、あとやってみた感想を入れていけば良いかな。
とりあえずマインドマップ書いて言いたいことを整理してみよう。
<<ドタドタバタリ>>
キー配列を決めた部分はそのまま淡々と語ればよいとして、感想を絡めていくのは ちょっと大変だなあ。
そもそも雑駁な小ネタが大量にあってまとまりがない。
配列の説明をしながらだと話が突然すぎるし。
前半と後半に分けて、感想は後半にまとめてしまおう。
あと前提知識というか言葉の整理が必要だな。こういうのは前半に入れよう。
ついでに前半は「であるだ」で後半を「ですます」にして雰囲気変えてみようかな。
緩急が出せるかもしれない。
思ったことを好きなだけ書いてしまえるからどっちかというと後半からが本番感あるな。
<<ドタドタバタリ>>
魔改造版っていう命名の話は感想じゃなくて説明だから、後半よりも長めの脚注のほうが良いかな。
あとこれ、キーボード配列を変える話は思ったより変化も解決もなく長期間続きそうだ。
ドッグイヤーだとか言ってて物事の陳腐化が速いこの業界にしては珍しい。
すると、何十年か経ったあと誰かがこのネタを見つけ出して来るかもしれないな。
あ、思いついた。
後半の脚注にネタを仕込んでおこう。
<<ドタドタバタリ>>
よし、締切に間に合った。
もうちょっとネタを散りばめたいが、これで手を止めることにしよう。
あとは石丸さんが印刷所に良い感じに回してくれるだろう。
カメラで取った画像が白黒印刷でも潰れず薄すぎずに綺麗に出ると良いなあ。
(完成した本の電子版はここからダウンロードできます。)
オフラインイベント当日
2025年6月1日 (日) 9:30 池袋・サンシャインシティ 展示ホールD

ついにオフラインイベントの日が来たぜ。

よしよしブースの準備もできてきた。あとは一般参加者さんの入場を待つばかりだ。
今回はゴールドスポンサーとして参加しているから会場入口の近くにブースが配置されている。
ということは、一般参加者さんが全員弊ブース前を通るってことか。。。
📢場内アナウンス:技術書典18スタートです!
👏サークル参加のみなさま:(会場に響き渡る拍手!)
おおー、一般参加者さんたちが入場してきた。
え、こんなにたくさん?
やばい。どんどん人が流れていく。
ええーちょっと、通り過ぎる前にちょっと本を見ていってくれないかなー?
呼び込み、しなきゃ!
「新刊でーす!(通れ摩擦音)」
「ご覧になってってくださーい!」

イベント終了
はあはあ。なんだか気がついたらあっという間に終わったぜ。
人の流れはなかなか切れなかったな。技術書典おそるべし。
前回参加した技術書同人誌博覧会11と比べてあんまり参加者さんと交流できなかったが、少しでも参加者さんから配列の話の反応を聞けたのは嬉しいことだ。
部数の方も過去最高冊数を頒布できた。
これから参加者さんが読んでくれたら、SNSで反応があるだろう。
決してメジャーな題材ではないが、わかってくれるアルファさんに届くことを祈る。
次回の技術書典19は半年後に開催されるだろう。次回は何を書こうかなあ。

(今回頒布した同人誌とサークル入場者証)